其の四 手入れが簡単なボディーカラー

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結論から言うと、手入れが簡単なのは『濃色系』で、手入れが大変なのが『白色系』だ。前記をご覧になって、一般的に言われている事と違うので驚いた人も多いだろう。そこで、今まで様々な場所や人から如何に知識の無い、いい加減な情報が提供されていたか…を、両極端な濃色系の車と白色系の車を比較して解説する。

従来、一般的な情報では『手入れが簡単なのは白色系』、『手入れが大変なのは濃色系』と言われているが、どこで誰が言っているのか…の『発信元』と、なぜそう言っているのか…の『理由』を検証した後、『本当の…』手入れが簡単にできるボディーカラーの解説をする。

発信元

例えば、ユーザーが黒い塗装の車を自動車販売店に買いに行ったとしよう。その販売店で黒が欲しいと告げると、販売店から返ってくる答えが『黒は手入れが大変ですよ。ホコリですぐに白く汚れるし…、傷が付きやすいし…、傷も目立ちますよ…、だから白色系に変更する方がいいですよ。白だったら、ホコリが付いても目立たないし…、傷が付いても目立たないし…、黒より白の方がずっと手入れは楽ですよ…』だから、白に変更された方がいいと思いますよ…と念を押される。それを聞いたユーザーは、販売店がアドバイスをしてくれている…と大きな勘違いをしてしまうのだ。本来なら、ユーザーが何色の車を買いに来たとしても、そのユーザーの希望を快く叶える販売店が本来の姿であって、それを販売店側が、黒は大変だから白にしたら…と言うのはおかしな話しだ。冷静に考えれば、アドバイスではなく、販売店側がユーザーを脅しているに等しいように思える。

また、最初から白色系を希望するユーザーも、しようがなしに白色系に変更したユーザーも傷は付けたくないのです。もっと言えば、ユーザーは何色の車でも傷を付けたくないのです。でも、上記自動車販売店側の論理だと、白色系の車だったら傷が付いても目立たないからいいでしょ…と言っているようなもので、おかしな論理です。無責任です。その無責任な情報が、あたりまえのように自動車販売店から発信されているのが現状だ。心当たりのあるユーザーが全国に沢山いるのではないでしょうか…。

理由

自動車販売店が濃色系を敬遠したがる理由は、その販売店の、傷を付けないケアの方法の知識と技術の整備がなされていないのが大きな理由だ。要は、濃色車を販売すると、ケアの知識に乏しい販売店側にいくつかのハラハラドキドキが待っているからだ。

例えば、ユーザーが黒い車が欲しいと言うことで商談になったとき、『傷を付けない手入れの方法を教えて…』などの質問がユーザーから来たらどうしょう…の、第一のハラハラドキドキが待っている。また、前記のような質問をされたとき、中途半端なアドバイスをして、後々『販売店の言うとおりにしたら塗装がおかしくなった』などのクレームが恐いから、ケアの知識に乏しい販売店では、『やさしく丁寧に洗ってくださいね…』や、『気をつけて洗って下さいね…』などの抽象的な言葉でしか語れないのです。要は、具体的にアドバイスができないから、抽象的な『大変』と言う言葉を逃げ口上として利用しているだけ。言ってみれば『さわらぬ神にたたり無し』的な発想だ。やさしく丁寧に…、気をつけて…、そんなこといちいち言われなくてもユーザーは分かってるちゅうねん。

また、販売店で行なう納車前のケアで、『傷を付けたら…』や、『納車したとき、その傷を見つけられたら…』などの第二のハラハラドキドキが待っている。実は、ケアの知識に乏しい販売店では、その販売店自身が濃色系の車は触りたくないのだ。でも、ユーザーの希望で濃色車での商談になったとき、濃色車は新車でも傷があっても仕方がない…や、あたりまえ…的なことを言う販売店が多い。また、そのようなことを販売店で言われたユーザーも多くいる。要は、傷があっても仕方がない…や、あたりまえ…は、販売店側にとって都合のいい単なる言い訳であって、ケアの知識に乏しいことを正当化しようとしているだけ。冷静に考えれば、商品の管理体制に問題がある販売店だと言うこと。昔からその問題を改善してこなかった販売店だと言うこと。皆さんが車を買うときや、買ったあとで、『しまった…』と後悔するまえに、販売店の善し悪しを見極めることも大事なことです。

また、自動車販売店以外にカーケア関連業界からも同様の情報がユーザーに提供されているのも事実だ。その情報が『くちこみ』で広がり、皆さんの中にはその情報を真に受けて希望するボディーカラーの車をあきらめ、仕方なしに白色系に変更したユーザーも多いだろう。そのことが『日本は白色系の車の登録台数が多い…』に、関連していると考えても何ら不思議ではない。

前記、自動車販売店のお話しは、単に販売店を馬鹿にしている話しではなく、お客様の希望を叶えること、また、お客様の財産(自動車)を守ることが出来る…など、今まで以上に、お客様との真の信頼関係が構築できる新しい販売店に改革するヒントとしてお考え頂ければ幸いです。

本当は…

そこで、当サン・ダブル・ディ洗車技術研究所では、ボディーカラーと汚れや傷の関係が、従来言われていることと全く逆になる『白色系より濃色系の方が手入れが簡単に出来る』理由を解りやすく解説する。また、ここでも白い車と黒い車を比較して解説する。

白い車や黒い車、多くの車達が野外で保管されている。そして、風も吹けば、雨も降り、雪も降る。そのことを考えれば、ホコリで白く汚れるのは当たり前のこと。また、確かに白い車より黒い車の方がホコリの白い汚れは目立つ。でも、ホコリの汚れは、洗車をすれば『白い車でも、黒い車でも』簡単に綺麗に洗い流せる。

しかし、洗っても取れない汚れがある。水アカだ。水アカになると洗っただけでは取れません。その水アカになった汚れの色が問題だ。黒い汚れ…そうです水アカは黒い汚れだ。『白い車に黒い汚れ』『黒い車に黒い汚れ』、どっちが目立つかだ。当然白い車に黒い汚れだ。白い車が汚れて黒くなる。しかも洗っても落ちない汚れだ。その黒い汚れを完璧に取らないと、白い車は元の白に戻らない。もし、疲れるからと言って中途半端に取ると、白い車がシマ模様になりムラムラになってしまう。また、完璧に取ろうとすれば時間もかかります。疲れるのです。クタクタになります。

また、黒い車にも水アカは付く。同じように洗車だけでは取れません。しかし、黒い車に黒い汚れ、目立たないのだ。黒い車のままです。また、水アカが完璧に取れてなくてもシマ模様やムラムラが判らない。また、完璧に取らなくても、八割方の水アカが取れていれば塗装の光沢も戻ります。さらに、ワックスも充分塗装面に定着します。それらを考えると、水アカの汚れ落としは『白い車の方が大変』で、『黒い車の方が簡単』に出来る。

また、洗っても落ちない水アカの汚れが目立つ白い車は、その水アカが目立つことで、その水アカ取りをするサイクルが早く(短期間)なる。その水アカ取りの作業が多くなることで、ボディーを触る回数や擦る回数が多くなる。それが擦り傷を付けたり増やしたりする要因になる。と言うことは、黒い車より白い車の方が、傷を付ける…、傷を増やす可能性が大きい。

以上、白い車と黒い車を例に、汚れの種類によって本当の意味での『大変』と『簡単』、さらに『傷』の関連性についての話し、ご理解いただけたでしょうか。最後に、結論として、最も手入れが簡単にできるボディーカラーは『濃色系』。二番目に簡単なのが『中間濃色系』。三番目に簡単なのが『中間白色系』。そして、最も手入れが大変なボディーカラーは『白色系』だ。要は、皆さんが知らなかった『傷を付けない手入れ方法』が解れば、惑わされていた抽象的な『大変』が、誰でもできる具体的な『簡単』に大変身する。そこで、高額な車を購入してから後悔しないため、誰が何を言おうと皆さんが一番気に入ったボディーカラーの車を選ぶことをおすすめします。

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