◆ガラス内面と内張り類の清掃

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基本的に、ガラス内面と内張り類は拭き掃除をする訳だが、車の室内専用クリーナーなどは清掃する部位によって何種類もの材料を準備する必要があり、さらに高価な物が多いのでお薦め出来ません。また、安価な家庭用のスプレー式ガラスクリーナーを利用することも考えられるが、泡状で噴霧される物が多く作業効率が悪くなるためこれもお薦め出来ません。

そこでこの項目では、家庭用のガラスクリーナーより節約できるクリーナーを使い、さらにガラスと内張りの双方が、同時進行で効率良く綺麗に出来る方法を解説しています。

また、当サン・ダブル・ディ洗車技術研究所が提供する清掃方法は自家用自動車に限らず、ご家庭・企業オフィース・公共施設・各種公共の乗り物・その他等々の清掃に応用できるものです。どうぞ清掃時のご参考にして頂ければ幸いです。

其の一 使用する材料・道具

皆さんもよくご存じのフロントガラス外面に吹き付けてワイパーで洗浄する、市販の青いウォッシャー液(撥水効果の有る物は使用しない)だ。

 

 

 

写真の三種類の容器から一つを選び、その容器でクリーナーを作る。例えば、バケツを利用する場合は、洗車時に使用した物を使う。また、ラベルを剥がした飲料水の空容器やスプレー容器を利用する場合は、容量が500ml位の物がベスト。

糸クズが出ない程度に使い込んだ普通サイズの安価な白いタオル。2~3枚用意するのは予備のため。

 

其の二 クリーナーを作る

見 本


「2リットルの原液」を「水で薄める」ことで「約18リットルのクリーナー」ができる!

左写真のウォッシャ原液をそのまま使うのではなく、必ず水で約8~9倍位に希釈して使用する。この希釈の割合が、汚れも取れて、しかも乾拭き不要を可能にする絶妙なバランスを保ったクリーナーに変身させるのだ。また、市販のウォッシャー液は殆ど2リットル入りで販売されている。その2リットルの原液を約8~9倍に薄めることで、単純に計算しても右写真のように18リットルのポリ容器一杯分のクリーナーを作ることができる。(これだけ沢山のクリーナーが作れる…)の見本です。

【注意】皆さんは、清掃時に必要な量だけを、使用する容器内で薄めて作ればよい。

バケツを利用してクリーナーを作る!

まず洗車で使ったバケツをよくすすぎ、砂、泥、汚れ等が残っていないか確認する。

 

 

次に、そのバケツに約2リットルの(バケツの底から約5~6センチの高さまで)水を入れる。

 

 

そのバケツの水に、約250ml(コップ一杯分)のウォッシャー液を加えればクリーナーの出来上がり。

 

 

【注意】バケツに水量メモリが付いていなかったり、原液を入れるコップが無い場合は、双方とも目分量になってしまうので注意しつつ作ること。多少の誤差はOKです。

飲料水(500ml)の空容器を利用してクリーナーを作る!

空容器の中を食器洗い洗剤で洗い、良く濯ぐ、その容器の底から約8分1の高さまで原液を入れる。

 

 

 

 

 

次に、その原液の入った容器に、あふれる寸前まで水を加える。

 

 

 

 

 

原液を約8倍に希釈して作った、ガラスと内張りの双方に使えるクリーナーの出来上がり。

 

 

 

 

 

【注意】バケツ同様、目分量で希釈をしるが、容器の大きさや形状、また容器が透明なので、その容器を手に持ち、目の高さで確認しつつ原液や水を加えることが出来る。また、同じ目分量でもバケツより誤差の少ない希釈ができる。また、希釈して作ったクリーナーが余った場合でも、そのクリーナーをそのまま作り置きすることが出来る。

スプレー容器(市販の容量メモリ付500ml)を利用してクリーナーを作る!

まず空容器に原液を約60ml入れる。

 

 

 

 

 

 

次に、その原液の入った容器に500mlまで水を加える。

 

 

 

 

 

 

原液を約8倍に希釈して作った、ガラスと内張り双方に使えるクリーナーの出来上がり。

 

 

 

 

 

【注意】容量メモリ付スプレー容器を利用すれば正確に希釈することができる。さらに、希釈して作ったクリーナーが余った場合でも、飲料水の空容器同様、そのクリーナーをそのまま作り置きすることが出来る。以上、バケツ、飲料水の空容器、スプレー容器でクリーナーを作る…を紹介したが、節約と利便性を兼ね備えた『飲料水の空容器』で希釈する方法をお薦めします。

其の三 ガラス内面と内張りを拭く

ここでの作業手順は、飲料水の空容器に作ったクリーナーを使って解説している。(スプレー容器の場合も同様)。また、バケツに作ったクリーナーを利用する場合は、そのバケツのクリーナーにタオルを浸し、そのタオルを固く絞れば同様の拭き掃除ができる。

左写真のようにタオルを、ヒラヒラさせた状態では使用しない。扱いづらく、作業効率も悪くなるので要注意。

 

 

 

 

まず、タオル(乾いていてもよい)を手のひらサイズになるよう上写真の要領で折りたたむ。『3WD洗車専用スポンジと同じサイズになるように折りたたむ。』

【ここがポイント】
作業工程によって扱う道具が違ったとしても、その道具の大きさや形状を同一化させることで、その道具がより扱いやすい道具に化けてくれるのだ。

希釈して作ったクリーナーを、手のひらサイズに折りたたんだタオルにたっぷりと染み込ませる。

【注意】タオルにクリーナーを付けた後、容器は邪魔にならない所に置いておく。

 

 

 

【ここがポイント】
クリーナーが染み込んだタオルを固く絞って余分なクリーナーを絞りだす。そうすることで、タオル全体にクリーナーが行き渡る。しかも乾拭き不要を可能にするクリーーナー付タオルが出来上がる。

 

 

サッシ付きドアガラスの場合、まず手が入る程度までガラスを下げ、サッシの中に隠れている部分をつまむようにして拭く。拭き終えたら窓ガラスを閉める。また、閉めた時に戸袋に隠れていたガラスの外面に洗車時の水が上がってくるのでここも同時に拭き取る。

また、この部分は窓ガラスを閉めきった状態では見えない所だ。さほど気にならない人はこの作業を省略して頂いても結構です。

【ここがポイント】

汚れていたガラスを拭くと、必ずタオルが汚れてくる。

 

 

 

 

その汚れた面を内側に隠すため、一度タオルを広げて綺麗な面へと折り返す。

 

 

 

 

綺麗な面に折り返しても、タオル全体にクリーナーが行き渡っているので、拭き掃除を続けることが出来る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

綺麗な面に折り返したタオルを手のひら でしっかり押さえ、まず四隅を拭き、その後、手を動かし易い方向でガラス全面を拭いて行く。

 

 

 

 

拭いた後、左写真のガラスを見てチェックをしては絶対ダメ。汚れが取れたかどうかは、右写真のようにタオルでチェックする。例えば、拭いた後タオルを見てそのタオルが汚れていたら、まだそのガラスが汚れていると言うことだ。決してそのガラスの汚れが全てタオルに移行した訳ではない。ガラスにまだ汚れが残っているからタオルが汚れるのだ。

 

 

 

 

 

 

一度拭いてタオルが汚れていたら、タオルを綺麗な面へ折り返し、再度同じガラスを拭く。それでタオルが汚れていなければガラスにも汚れが残っていないと言うことだ。

 

 

 

 

内張りも同時進行で拭き掃除!

ドアガラスを拭いた後、タオルが汚れていなければガラスを拭いた同じ面でそのドアの内張りも同時に拭いて行く。

この作業を順次行なえばガラスと内張りを同時進行で綺麗にできる。また、作業途中でタオルの面が全て汚れたら、予備のタオルに同じ方法でクリーナーを付けて拭き掃除を続けて行けばよい。

 

其の四 見るからに汚れて曇ったガラスは洗う方が早い!

ガラス内面を洗う…? どうやって洗うの…?
まかせなさい!どんなに汚れて曇ったガラスでも一発で綺麗にする必殺技があるのです。

ガラス内面で特に作業しづらいのが、角度もあり手も入りにくいフロントガラスと、熱線が在るリアガラスだ。例えば、綺麗に拭いたはずなのに汚れが白くまだらに残ってしまった…と言うような経験がある人もいるだろう。そのような人には是非とも実践して頂きたい方法だ。

ここで使う材料・道具は『拭き掃除で使った物』と全く一緒の物です。ただ準備の仕方や使い方が全然違う。

洗うための道具の準備

タオルを2枚用意し、1枚は拭き掃除の時と同様にクリーナーを染み込ませた後、固く絞って余分なクリーナーを絞りだす。

 

 

 

 

もう1枚のタオルは、タオルにクリーナーをたっぷりと染み込ませた後、そのタオルを軽く握った時に、クリーナーがポタポタと垂れる程度に軽く絞る。

 

 

 

 

この2枚のタオルを使って、洗い…と、仕上げ拭き…の作業をする。

 

 

 

 

 

フロントガラスの内面を洗いながら内張りを拭く

このガラス内面を洗う方法は、基本的にどの部位のガラスにも適応します。ただしフロントガラスの内面は、運転席側の右側半分と、助手席側の左側半分とに分けて作業すれば、ルームミラーに邪魔されることのない作業ができる。

運転席側フロントガラス内面を洗いながら内張り類を拭く

まず軽く絞った方のタオルで、運転席側の右側半分を隅々までよく洗う。力を入れて擦らなくてもよい。

 

 

 

 

当然ガラスはクリーナーでビチャビチャ状態だ。

 

 

 

 

 

洗った後の水滴を、固く絞ったもう一枚のタオルで綺麗に仕上げ拭きをすれば完了。

 

 

 

 

 

ガラスの仕上げ拭きをしたタオルを一度絞った後、そのタオルで運転席周辺の内張りやハンドルなどを拭く。

 

 

 

 

助手席側フロントガラス内面を洗いながら内張り類を拭く

運転席側が完了すれば一度車外に出て助手席側に移動する。そして、助手席側も運転席側と同様の手順で作業をすれば、効率良くフロントガラスの内面と内張り類の清掃が完了する。

綺麗な面に折り返した軽く絞った方のタオルで、助手席側のフロントガラス内面を洗う。

 

 

 

 

クリーナーでビチャビチャ状態

 

 

 

 

 

綺麗な面に折り返した固く絞ったもう一枚のタオルで綺麗に仕上げ拭きをする。

 

 

 

 

 

ガラスの仕上げ拭きを行った後、助手席周辺の内張りを拭く。

 

 

 

 

リアガラスの内面を洗う

リアガラス内面は、洗う時も仕上げ拭きをする時も手の動きは熱線に沿って作業するのが鉄則だ。下の写真は、バンタイプの後部のハネ上げ式ドアを開けた状態でガラス内面を拭いている。

リアガラス内面を洗う

まず軽く絞った方のタオルで、熱線に沿って隅々までよく洗う。力を入れて擦らなくてもい。

 

ここでもガラスはクリーナーでビチャビチャ状態。

 

 

 

洗った後の仕上げ拭き

洗った後の水滴を、固く絞ったもう一枚のタオルで熱線に沿って綺麗に仕上げ拭きすれば完了。

 

 

其の五 必殺技を使う!

フロントガラス内面の前奥部分はタオルを投げ込む!

【注意】あくまでも固く絞ったタオルでの作業方法です。決して軽く絞ったタオルでの洗いの作業では行わないで下さい。

 

拭き掃除をした時と同様に固く絞って折りたたんだタオルの端を、親指と人差し指の間でつまむようにして握り持つ。

 

 

 

ドアを開けた車外から、ルームミラーに当たらない様に注意して、前奥部分へスナップを効かせて水平に投げ込む。

 

 

 

前奥部分に投げ込んだタオルを、さらに押し込む様にして左右に移動させながら拭いて行く。

 

 

 

 

この前奥部分は、例えば、助手席側に投げ込んだ場合、運転席側まで連続して拭いて行く。

 

 

 

 

タオルを投げ込むのが困難な場合は、タオルを竹ベラなど(竹の割り箸でもよい)で前奥部分へ押し込み、左右に移動ささせがら拭いて行く。

 

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