其の七 タイヤ・ホイールを洗う

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このタイヤとホイール(アルミおよび鉄)も、家庭で使う石鹸を使用する。とくに、新車や、新車に等しい車、またホイールが錆で茶色くなっていても、その錆が『固着』していない場合はこの石鹸で充分だ。

また、これは余談になるが、ボディーを洗うのが台所の食器洗いの洗剤で…、タイヤ・ホイールを洗うのが、洗面所などで手を洗う安価な固形の石鹸だ…。ここで一度、その食器洗いの洗剤と安価な固形石鹸一個の『合計金額』と、市販の車専用のシャンプー液とタイヤ・ホイール専用クリーナーの『合計金額』を比較してみて下さい。このたった二つの情報だけでも、当洗車教室の入会費の元が取れたのではないでしょうか。

材料・道具を選ぶ

市販の長方形のウレタンの洗車用スポンジを二等分に切ったもの。

【注意】セルロース製のスポンジは、硬すぎて洗い難いので使わない。
また、角が丸いヒョウタン形のスポンジも洗い難いので使わない。

家庭の洗面所などで、手や顔を洗うときに使う安価な普通の固形石鹸。

ただし、美白効果のあるものはタイヤが白くなる恐れがあるので使用しない。

 

 

 

 

液性が中性のもので、鉄粉に反応すると紫色に変化する、スプレータイプのホイール専用クリーナー。毛が少し硬い目の小さなナイロンプラシ。

 

 

 

 

 

普通の汚れは、左写真のスポンジと、中写真の固形石鹸で簡単に除去できる。ただし、固形の石鹸では取れない、ブレーキダスト(ブレーキパットの鉄粉)が茶色く錆付いて固着している場合や、洗いにくい細かなすき間が多いホイールを洗うときは、右写真のホイール専用クリーナーとナイロンブラシを準備すればよい。

洗う要領

一般家庭で使用されている車のほとんどの車種が、タイヤとホイールは四つ(四ヶ所)です。その四ヶ所を無駄なく簡単に洗うため、また洗い忘れや洗い残しをしないため、このタイヤとホイールは写真(1)~(10)の順番で洗う。要は、シンプルな導線を完成させること。また、要領は各写真ごとに解説している。

高圧洗浄スプレーか、水道ホースでよく水を掛けたあと、まず二つに切ったスポンジそれぞれの裏表の両面(合計四面)に、固形の石鹸をたっぷりとつける。スポンジの四面に石鹸をつける理由は、一つのスポンジの片側一面で一ヶ所のタイヤとホイールを洗う。そして、四面に石鹸をつけることで、そのスポンジ二つだけで四ヶ所全部のタイヤとホイールが洗える。

さらに、四面に石鹸をつけた二つのスポンジだけを持って四ヶ所を移動することができ、途中で石鹸の補充や、その他わずらわしい動作が無くなる。

スポンジに石鹸をつけたら、まずフェンダーの折り込み部を洗う。スポンジを軽く押さえて、そのスポンジの反発力を利用して一往復程度で洗い終える。そのとき、使わないもう一つのスポンジは、写真のように、もう一方の手に持っておくとよい。

 

 

 

 

 

フェンダーの折り込み部を洗い終えたら、次は、タイヤの表面とホイールの表面だけを洗う。タイヤは、タイヤ表面だけを二~三周程度で洗い終える。また、路面に接地するトレッド部は絶対に洗わない。また、ホイールは、『ホイール全体の表面だけ』を洗う。このとき、おにぎり形状の穴の周囲や、奥まった所は絶対に洗わない。

 

 

 

 

タイヤとホイールの表面を洗い終えたら、最後に、おにぎり形状の穴の周囲や、奥まった所を洗う。その奥まった角は、スポンジの角を指先で押し込むように洗う。また、穴の周囲はスポンジの反発力を利用しながら洗うと手が疲れない。

例えば、大阪名物『たこ焼き』の鉄板の穴に油を塗るときや、金串でクルッとひっくり返すときの感じで手を動かすと洗いやすい。

また、この穴の周囲や奥まった所を洗うときは、タイヤに空気を入れるバルブが有る穴を最初に洗う(目印にする)。そして、そこから右回り…か、左回り…で、各穴を一ヶ所づつ順番に洗って行く。そして、各穴を一回りしてバルブの所まで洗い終えると、洗い忘れや、洗い残しが無くなる。

上記要領で洗い終えたら、石鹸が乾くまでに綺麗な水で洗い流す。また、洗ったときの石鹸がホイールの裏側にも流れ込んでいるので水を掛けるときは、ホイールの正面だけではなく、上下左右からホイール全体に水を掛ける。そして、裏側に流れ込んだ石鹸もよく洗い流す。

 

 

 

 

 

水を掛けて石鹸を洗い流したあと、洗い残しがなければこのタイヤとホイールは終了だ。そして、再度スポンジを二つ持って次のタイヤに移動する。そして、スポンジのもう片側一面で同様に洗う。さらに、他のタイヤとホイールも同じ要領で洗って行けばよい。

 

前記要領で洗ったあと、写真のようにブレーキパットの鉄粉が茶色く錆付いて残っているホイールは、今回はその錆をそのままにしておき、次回洗車するとき除去すればよい。そして、次回洗車をする前にホイール専用クリーナーと、少し堅い目のナイロンブラシを用意しておく。要は、材料や道具は本当に必要になったときだけ買いに行けばいいだけの話しです。無駄なお金は使わないと言うこと。

そして、次回洗車するとき…、前回の洗車で茶色い錆が残った部位(前写真(7)参照)にホイールクリーナーをスプレーする。ただし、泡状ではなく霧状でスプレーすること。

先に石鹸付きのスポンジで洗い、その石鹸で除去できない部位の錆だけにクリーナーを使うので、クリーナーの節約ができる。また、クリーナーを霧状でスプレーすることも、適量を、短時間でホイールの広範囲に飛散させることができるので、これもクリーナーの節約になり、さらにスプレーする指も疲れない。

ホイールクリーナーをスプレーしてしばらくすると、鉄粉が固着していた所が、写真のように紫色に変化してくる。この紫色に変化するまで少し待つのがポイントだ。ただし、クリーナーが乾くまでに洗うこと。

 

 

クリーナーが紫色に変化したのち、石鹸を付けたスポンジで一通り洗ったあと、前回洗ったとき、錆が残っていた細かな部位をナイロンブラシで洗う。

 

 

 

石鹸付きのスポンジと、ホイールクリーナーと、ナイロンブラシがあれば、写真の約6ケ月間洗っていないホイールも綺麗に洗える。ちなみに、この項目の写真と解説のため、私自身の車のホイールを使って、汚れと錆を6ケ月間放置しておりました。

 

このタイヤワックスについてはより詳しい内容を別項目(タイヤワックス)で準備中です。 タイヤとホイールをはじめ、ボディー、車室内など、ケア全般が終われば、一番最後にタイヤワックスを塗る。単にタイヤワックスと言っても色々なタイプが在る。その中でも、艶と持続性を考えれば油性タイプがおすすめだ。

その油性タイプの中でも、さらにおすすめなのが自身の手で直接タイヤに塗るタイプだ。靴墨状の物や、液体状の物をスポンジで塗布するものなどが在り量販店などで入手可能だ。ただ、全てのタイヤワックスに言える注意点は、タイヤワックスを塗ったあと、必ず余分なワックスをタオルや布切れなどで拭き取るか、拭き伸ばすこと。さもないと、その余分なワックスが走行時のタイヤの遠心力でボディーの下部に飛び散る。また、スプレー式のタイヤワックスは霧状で飛散するので、タイヤだけにスプレーしているつもりが、ホイールやボディーなどにも付着する。そして、ホイールやボディーの広範囲に、斑点状のシミができる恐れがあるのでおすすめできない。

どんな車でも、見えない所は鉄板が切りっぱなしになっていたり、ネジの先が出ていたりなど、結構ザツな構造になっている。それらが原因で、指先や手首の内側にケガする恐れがあるので、絶対タイヤハウスの中に腕を入れて洗ってはいけない。例えば、ケガしないように注意して綺麗に洗ったとしても、雨降り走ればすぐ汚れます。無駄です…。そんな無駄なことしてケガしたらつまらないでしょ。

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